2011年 05月 09日

ゆうばりに想う

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父方の祖父は国鉄マンだった。

定年退職時に南小樽の駅長だったということを幼き日のかすかな記憶にとどめている以外は、どの時代にどのマチに勤務していたのかを私は知らない。

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父が室蘭の母恋(ぼこい)や夕張で学生時代を過ごしていた話は、断片的に聞いている。

転勤が多かったこと、鉄道官舎の暮らしは奥さん同士の人間関係が大変だったこと、などは、祖父が亡くなってかなり後、祖母が倒れる直前頃にお茶を飲みながら祖母自身の口から聞いたのだった。

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縁あって『ゆうばり映画祭』に出逢って、早や20年近く経つ。
開催時期は2月なので、毎年、冬の夕張を訪れている。
ここ数年、写真を撮ることが好きになって、その視点からも夕張というマチを見るようになった。

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もうこの世には居らぬ祖父母や、今は認知症というフシギ世界の住人になってしまった父の口から、夕張の話を聞きたい。

切ないほど、近頃そう思うのだ。

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(※平成23年5月3日撮影)

by Okamekikurin | 2011-05-09 23:45 | ツブヤキ | Comments(8)
Commented by HIRO.Y at 2011-05-10 10:49 x
夕張に通い始めて27年になります、いつか後世に伝えるためにその時々の映像を記録しています。
Commented by miyabi at 2011-05-10 17:00 x
まだまともに夕張に行った事はないです。いつかカメラ片手に愛車で、ヒョイっと行きたい。そんな日が来るのだろうか?

雨の降る空港で靴磨きをされながら、行き交う人を見ながらふと考えてました。先の人生がまったく見えない。ふぅ〜。
まぁ、けっぱるべさ。
Commented by Okamekikurin at 2011-05-10 22:07

★HIRO.Yさん★
先週、芸術の森でM山大道センセイの写真展を見てきましたが、HIROさんが夕張を撮り始めた時期とM山氏が道内を撮っていた時期はそんなに差がないんですよね。
あの頃の写真を見ると、何とも言えない感覚になりますねぇ。これから30年とか経ったら、今のデジタルデータはちゃんと見れるのかなぁ...(^_^;)

私もそろそろ外付けHDが容量いっぱいです...買いにいかねばだわー。
Commented by Okamekikurin at 2011-05-10 22:08

★miyabiさん★
miyabiさんの撮る夕張、見てみたいなぁ。
当たり前にそこにある「日常」を、きっとmiyabiさんはmiyabiさんにしか切り取れない画で見せてくれるんだろうなぁ。
ぱんじゅうとか買って、ぶらりと歩きたいですねぇ。

映画祭の時期は本町(駅のそばね)あたりを中心に動いているのですが、今回はちょっとだけ離れた方向まで足を延ばしてみました。
悲しいほどに、寂れていて。カメラを向けることも出来なかった場所もありました。
それでもやっぱり私にとっては都会よりもはるかに惹きつけられるものがありますねぇ..。
Commented by at 2011-05-11 03:50 x
郷愁とも違う・・・不思議で切ない感じの写真と文章ですね

Commented by Okamekikurin at 2011-05-11 08:44

★寅さん★
夕張で育ったわけではないのですが、沈みゆくマチに佇んでいると涙が出そうになるのです...父は夕張北高というところに通っておりました。今は学校ではなくて宿泊施設として利用されています。しかし、その施設も存続が危ぶまれております。

三弦橋という橋もまた、見られなくなるやもしれません。
淋しいですね...。
Commented by くま at 2011-05-11 19:50 x
こんばんは、以前トイレ関係でコメントしたことのあるクマです。お父様のことで不思議世界と書かれていたことにぐびっと来ました。うちも母が認知症、かわいそうって涙がでてしょうがなかったんであります。がキクリン様の表現をみてなんか救われた気がします。うれしいのかも。
Commented by Okamekikurin at 2011-05-12 00:50

★くまさん★
お久しぶりでございます~(*^_^*)
このブログに越してきてからはアクセス数もぐんと減ったのですが、くまさんお越しいただいていたのですねぇ。ホントに有難うございます。

お母様が.....そうでしたか...。
元気なころを思い出すにつけ、切なくなりますよね...不安になりますよね...「どうしてこうなってしまったの??」とか考えてしまうし....
私も去年の冬にサツエキで父が迷子になって店内放送が流れた場所を歩くたびに胸が痛くなったりしますが...でもやっぱり受け入れていくしかないんですよねぇ...「今」を。

試されている自分、と感じることもありますし。
優しくなれない自分に反省することは多々、多々(^_^;)

そんな日々ですが、とにかく一日一日を大切にしたいな、と。今の父と向き合って、楽しいことを見つけて、過ごせたらと思ってますヨ。でも、頑張りすぎないことも大切...くまさんもどうか色々抱え込みすぎないようにお過ごしくださいネ。


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