2011年 06月 17日
「石狩金沢」は、母の故郷で。 私がうんと幼かった頃、母が祖父母やら兄弟やらとかわす会話の中で登場する地名だった。 いしかりかなざわ。 幼き日の自分に、その町は遠く、とても遠く。 そこがどんな町なのかは、想像することもできなかった。 先日、当別に写真展を見に行った帰り道で、駅舎に書かれた地名を見て 「いしかりかなざわ」と、母の声が頭のどこかしらから響いてきた。 車から降りて、駅舎を撮った。 ちいさな、小さな駅舎を撮った。 遠い町、の「石狩金沢」は 案外近かった。 近くて、でもやっぱり 記憶の中の「いしかりかなざわ」は はるかに遠いものだった。 (※平成23年5月22日撮影)
by Okamekikurin
| 2011-06-17 23:55
| シャシン
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Comments(5)
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ぴこぴ
at 2011-06-18 17:04
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今なら何処へ行くにも割と簡単に行ける時代だけど
子供の頃って足元だけが身近で 一歩先は遠い世界に思えました。 その一歩を踏むと案外近いということがわかる。 冒険はそんな感じでした。 親の故郷は 話し言葉の端々を繋ぎ合せるように想像し 何もかもを輝かせて記憶にとどめ 愛すればこそ更に強い憬れを抱き時に夢に見たりして・・・。 心の中の懐かしい風景は 創りあげた分切なかったりしますね。
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Okamekikurin at 2011-06-18 21:37
★ぴこぴさん★ 幼い頃にはとても長く感じた道路、大きく見えた建物、、、大人になってから訪れてみると「あれ?こんなに細い道路だったんだ」とか「小さな建物だったのね」と思うことがあったりしますよねぇ。 子供時代の探検、冒険は神秘的で謎だらけでドキドキワクワクでした。 そういう時間をいつしか人はどこかに置いてきてしまう。大人になるためには仕方がないのかなぁ。 何かと不自由だったあの時代の方が、空想力はあったかもですネ(^^)
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通りすがり
at 2011-06-19 12:28
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通りすがりの者です。たまたま寄り道しました。力作ですね。
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通りすがり
at 2011-06-19 13:21
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コメント入れる場所を間違えました。上のコメントはカナディアンワールドへのコメントです。失礼。
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Okamekikurin at 2011-06-20 00:10
★通りすがりさん★ 通りすがりさん、有難うございます。カナディアンワールド、かつてのにぎわいこそありませんけれども、美しい場所だなと改めて今回撮りながら思いました。 人の有無にかかわらず、緑や花々は活き活きとしているものですしね。6月は本当に良い季節です。ナデシコ、ジャーマンアイリス、ベニシタン、etc...身近でも色んなお花が見られますものね(^^)v |
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