2012年 10月 24日

46年の歳月


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10月20日付のプレス空知に、我が家からも徒歩でお邪魔していた喫茶店の閉店記事が載っていました。


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このマチに越してくる前からずっと

...そう、私が空知に来てからずっと

この行燈は当たり前のようにそこにあって。


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それもそのはず、
こちらのお店はとてもとても歴史があるのでした。


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創業大正二年。

ずっしりと、それはとても重みのある響き。

現在のマスターの、お祖父様にあたるお方が大正二年から精肉店をこの場所で営まれ。
昭和41年から『画廊喫茶セレネ』として営業されていたのだそうです。


46年というその歳月は

とてもとても、一言では語りつくせないものでしょうね...


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絵画もピアノも、里親さんが見つかればここを離れていくそうです。


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奥行きのとても広いお店、どれほど多くの方達が、ここで語り合ったことでしょう。


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お別れは、どんな時でもやっぱりさびしくて


だけど
長いあいだ、本当にお疲れさまでした。


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近所の公園も、いつのまにか秋色に染まり


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しかしそんな景色も長くは続かずに

風雨の中で、どんどん落ち葉となっていきます。


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秋明菊(しゅうめいぎく)も、そろそろ見納めでしょうか。

by Okamekikurin | 2012-10-24 23:55 | ニュース | Comments(6)
Commented by 眼志 at 2012-10-25 10:09 x
とうとう閉めちゃうんですか
思い返せば、もう20年も行ってないやf^_^;)
高校生の頃は滝川高校に行っていた友達が
いつもここに居たので
たまに寄っていたんだけどなぁ

また滝川から歴史が一つ消えちゃうんだね
Commented by R子 at 2012-10-25 20:33 x
Kikurinさま

しっとりした文章がまるで小説のようです。
朝にコメ書こうとしたら「混みあっています」という表示が!初めて見ました。
Commented by Okamekikurin at 2012-10-25 22:57

★眼志さん★
昭和41年当時のあの店内...ハイカラ喫茶だったのでしょうねぇ。当時は2階にもあったのですよね??
絵画に尺八...本当にマルチなお方ですよね、あのマスターは。
でもお身体が今はしんどいとおっしゃっていました。
喫茶店のお仕事って、傍で見るよりラクではないですからねぇ...

空知に住み始めた頃は(当時は深川住民)、お向かいにあった高田珈琲店さんにもっぱら通っておりまして。店内からセレネさんの行燈を見ては「どんなお店なのだろう?」とあれこれ想像してました。お邪魔するようになったのは、このマチに住んでからなんです。

転勤族でなければ、家賃を思いきり安くしてもらって借りたかった...(^_^;)
だってほら、お客さんの居ない時間にギコ練習できるもの~~~

Commented by Okamekikurin at 2012-10-25 22:58

★R子さん★
...ん?「しっとり」は昨日の雨のせいでしょうか(笑)

イマドキテイストの「カフェ」も嫌いじゃないけれど、こういう昭和テイストバリバリの「喫茶店」は細胞の隅々までもが反応する気がします。
煙草のヤニに染まった壁、時代を感じさせるシュガーポットや灰皿。角の円くなったテーブル。そんなこんながどれも愛おしいです。

そうそう、今朝はエキサイトブログ不調でしたね。サーバーが不具合だったのかなぁと、私もコメントのお返事も記事も書けないでいたんですよ。
このところまた妙なスパイウェアとかウィルスの話も聞きますから、R子さんもくれぐれもお気をつけて~。

Commented by iMacLupin at 2012-10-28 14:41
オヤジさん、もう一度会ってみたかった。
お互いに波瀾万丈の人生だった。そんな話を昔からの知り合いのように話してくれる。僕のインド時代の話もじっと聞いてくれる。喫茶店というには不思議な空間。

あの店を知ってる「ぜんまい仕掛け」の読者も居ることにしっくりしながら。いつかまた。と、思っていたけどその街に行けば必ず寄っていた場所がなくなるのは、やっぱり辛い。

そうかぁ、なくなるのか,,,,,,。

商店街とは一線を引いていた妙に頑固なところもあったのに。
初めて訪れたときは、「ヤバイかも」と思ったけど、手作りのお菓子とか出してくれたり、2杯目を無料にして貰ったり、珈琲だけで3時間粘って客は僕一人の時もあったなぁ。そっかぁ。寂しいなぁ。
Commented by Okamekikurin at 2012-10-28 23:42

★iMacLupinさん★
味わい深いお店、味わい深いマスターでしたよね。淡々と語られる昔の話などは、本当に興味深いことばかりで。イマドキの若者にはないキャラクターだなぁとしみじみ思っておりました。
尺八を始められた動機なども、お聞きするとただただすごいなぁと感心しましたよ。

もしもいつかT川に再訪される機会があったら、もうこのお店はないけれど。向かいのお焼き屋さんは頑張っていてくれると思うので是非に!

小奇麗なカフェ、洒落たお店はそれはそれで良いとは思うけれど、やっぱこういう空間が妙に落ち着きますネ。「話を聞いてくれる」「語ってくれる」そんな、人と人とのつながりが今は希薄になっているなぁと感じますよ。



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