2012年 11月 25日

自殺者の数に思う


先日(11月17日)の拙ブログ記事で書かせていただいた、自殺対策緊急強化推進事業 映画上映会へ行ってまいりました。

映画『ツレがうつになりまして。』は既にDVDもレンタルになっているので、ご覧になった方もいらっしゃるでしょうし、作品そのものに関しては個人的な感想を述べるつもりはありません。
テレビドラマにて放送された時に演じたお二方と、映画のお二方とは当然カラーも違い、それぞれに好みもあることでしょう。
また、この病気と闘っている当事者の方達あるいはご家族の立場から見た場合にはいささか軽すぎるテイストというご意見が多そうな気はします。
リアリティを求める作品ではないかもしれませんし、どんな場合にしろ「希望がある」という大前提ははずしたくないものですし、ね。

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記憶にとどめておきたいな、と強く思ったのは、映画そのものよりもむしろ、上映前に檀上にてお話をされた方の、その内容でした。
今回映画が上映された会場のある砂川市の、過去の自殺者の数あるいは全国的な統計などが、その方の口から語られました。

あくまでも耳コピーなので、数は正しくないかもしれませんが、
平成23年に砂川市で自殺によって命をなくされた方の数は12人(※砂川市の人口は平成24年10月現在18、633人→砂川市HPより)、そしてそのすべてが男性であったという事実。これはとてもショックでした。
さらに世代で見ると、いわゆる働き盛りの世代=30~50代が75%を占めているのだそうです。
男性がストレスに弱いということなのか、男性には、よりストレスが多いということなのか、一概には言えないこととはいえ、「すべて」というのは見過ごせない問題です。
自分も鬱病当事者なので、自殺を望むときの精神状態はよくわかるのですが...自ら命を絶たなくても、どうあがいてもいずれ寿命は来るわけですが...

また、自殺者と自殺未遂者を合わせた場合は全国で見ると年間約100数十万人にも及ぶ数になるとのこと。ここでもまたその7割が男性、さらに年代別では50歳台が多いという統計が出ているそうです。


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明日は自分自身のメンタルクリニック受診の日。
私自身もいまだ浮いたり沈んだりと繰り返す波がランダムにあるのだけれど、クリニックのドクターも最近は本当にギリギリの感じがしてならない。ドクターもまた、生身の人間なのだもの。
「生きる」って、「生きている」っていうことは、有難いけれど、しんどいときがいっぱいある。
ストレスのない人はいないだろうし、理想はストレスを小出しにして溜めすぎないことなのだろうが。
言葉でいうほどそれは簡単なことではない。

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頑張りすぎる必要はないけれど、頑張りたい場面は多々ある。
誰かに向けての「頑張ってね」という言葉はプレッシャーを増幅させる結果になるやもしれないのでむやみに使いたくないけれど、頑張った人に「頑張ったね」は言ってあげたい。

バランスって、難しいものです。

by Okamekikurin | 2012-11-25 22:42 | イベント | Comments(8)
Commented by at 2012-11-26 05:05 x
うつは支える側として、自殺未遂は自身といろいろ経験している者としては、何とも言いがたい…というか、実際は複雑ですよね。いろいろと。


簡単にうつといっても軽いものから重いものまで、様々なものが…。だからドクターも大変だと思います。

生きづらい社会が悪いのか、それに添えない私が悪いのか…。


そんな事を考える時点でアウトなんでしょうか…。
Commented by インコ母 at 2012-11-26 09:18 x
毎回ソレが来るたびに「この程度では死なない。2週間ぐらいで抜けて行く」と、思いながら闘って(ダラダラ寝込む)います。

しかし、自分が鬱病になるとは思ってもみませんでした。
ダンナが解ってくれているのと、世話をしなければならないインコ達がいる事が、救いになっています。

鬱は本当に辛い・・・。
Commented by kei at 2012-11-26 12:45 x
私の周りでも、男性3人が自殺してます。皆、中年でした。

交通事故死より多いとか・・

実は、ナウちゃんを飼っていたBARUの叔母も鬱がひどくなってしまい
ナウちゃんの面倒を看れなくなってしまったのです。

ナウちゃんは、もうばーちゃん(叔母)とは一緒に暮らせないと分かっていたのか
うちへ連れて来て、すぐにうちの生活に溶け込んでいるように見えました。
それまでの叔母の様子を見てて理解してたような、、そんな気がします。

なんて言って、ただのヨウムのわがまま性質なのかもしれませんが・・(^。^)
Commented at 2012-11-26 14:43
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Okamekikurin at 2012-11-26 21:37

★蛍さん★
自分が鬱になったのは、もともとの性格というか気質というか、そういうものも起因しているのかなぁと考えることもあるのですが、それにしても心のメカニズムって不思議というか厄介というか難解というか、一筋縄ではいきませんね(苦笑)

ストレス社会であることは間違いないし、心の病を発病してしまったからといってなかなか堂々と休暇を取ったりもできない現状も多々あると思います。

蛍さんにはまだお逢いしたことないけれど(お近くなのにネ)、朝、お弁当を作りながら「蛍さんも今頃作っているのかなぁ」と思うとなんだかとっても元気が出るんですよ。
夏と違って、この時期のあの時間帯は真夜中同様に真っ暗ですもんね~。


Commented by Okamekikurin at 2012-11-26 21:38

★インコ母さん★
ココロって、目で見てわかるものじゃないだけに歯がゆくて切なくて苛立ったりもどかしかったりしますよねぇ。
私自身は、冬から春になる季節の変わり目が最も悪くて、次がこの、秋から冬へ変わる時期なんですよねぇ。

インコの存在というのは、しみじみ有難いですね。
具合の悪い時はケージの掃除をするのもおっくうなのですが、でも、やっぱり彼らの可愛さには癒されます(笑)
旦那様のご理解、これは本当に救われるでしょうねぇ。
ウチはこれがなかなかムツカシクて...(^_^;)
なもので、夫に話せない話をドクターに聞いてもらう...という現状でしょうか...

Commented by Okamekikurin at 2012-11-26 21:39

★keiさん★
そうでしたか、ナウちゃんの元の飼い主さんはそういうご事情だったのですね...
ヨウムも人の顏をよく見分けられる鳥だから、ナウちゃんなりに色々と受け止めていたのでしょうねぇ。

自殺してしまう方は、案外と身近にもいるものですよね。...「実は」という話を、やはりたまに耳にするものです。
この上映会前の話の中では、自殺者の6割が無職、また、4割の方が健康面での問題を抱えている人だった、という数値を掲げていました。去年の統計だったかどうかは、ちょっと聞き逃してしまったのですが。
メンタルクリニックの待合室でも、ビジネスマンと思しきスーツ姿の方たちを結構目にしていますよ...

Commented by Okamekikurin at 2012-11-26 21:39

★鍵コメさま★
温かいお言葉を、有難うございます。
長い付き合いになってしまいました...この病とは。
波があり、一喜一憂の繰り返し。
でも、自分がこういう苦しさを味わうことによって、少しは他人様の苦しみや悩みも理解できたりするのかもしれない、と思うようにしています。

鬱とか摂食障害は、焦っても治らないですものね。
だけど、治らない病気ということではないから。
ダメな時期はダメなりに過ごしながら向き合っていこうと思ってますよ~。




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