2012年 12月 21日
いつかは、写真、というかカメラの教室に通いたいと思っているのだけれど、 それはいまだ実現には程遠く、見よう見まねで撮っているだけの日々だ。 ワケワカラン状態で撮っているので仕方がないのだが、写真は撮れば撮るほどギモンが増える。 たかだかド素人の趣味、あるいはブログ記事用の写真なのだから、 何も考えずに撮るだけで 良いといえば良いのだろうけれども。 数年前から一眼レフを使うようになって即、その持ち味でもある「ボケ感」の表現にまず感動した。 とにかくボケを使いたい、主役だけくっきりで、あとはもうボケまくり~。 それがカッコいいと、信じて疑わなかった。 今はやりのカメラ女子的な雑誌を見て、お花を撮るのも何を撮るのも、 「一点だけくっきり、背景はボケボケ~~」 を、やりたくて仕方がなくなった。 しかし。 自分の親にある日、自信満々でそういう種の写真を見せたところ。 「どうしちゃったの?この写真」 と言われてしまった。 ボケ感がカッコいいという見方は、全ての人に共通するものではないのか???...と、 愕然とした。 それからいくつかの場面でやはり、同様の反応に遭遇した。 いずれも自分の親世代のかたに画像を見せた時だった。 一概には言い切れないだろうけれど、年代層が高くなると、いわゆる観光地の絵葉書ショットのように、 すべてがくっきりはっきりの写真を好まれるかたが多いのだろうか? つまり、コンデジのオート撮影的なものが、むしろその方達の目には美しく映る、ということか...。 先日、姪っ子の結婚式で私が撮った写真には、 新郎新婦を真正面からカメラ目線をもらって撮影したものが1枚もない。 新郎新婦の友人・仲間たちが次から次へと正面位置で撮影していたので、 タイミングがなかった、というのもあるのだが。 おそらく私の両親は孫の花嫁姿を、 どこも切れるところなく正面からとらえたものを見たかったに違いない。 勿論、会場専属のカメラマンのかたがそういう写真もキッチリと撮ってくれているだろうけれど。 両親は私がカメラを持ち込んだことを知っているだけに、 「ミカの撮った写真、いつ見れるのかなぁ~」と待っているかもしれない。 まさか、 こんな写真や こんな写真を 見せるわけにはいかないよなぁ...。 それこそ 「どうしちゃったの??転んだの??」とか 言われること間違いなしなのだ。 自分基準で撮りたいものを撮る、通常はそれでいいのだろうけれど。 二度はないイベントの時などには、 見せる相手、贈る相手に合わせる写真を撮らなければならないのだよなぁ。 反省反省。 フィルターの使い方も、悩む。 使いこなしていないだけ、というのが正解なのだけれど。 例えばクロスフィルタ。 これは買った当初はめっちゃ感動したのだけれど...すぐに飽きてしまった。 こういう場面で こういう風になると 単にクドイ写真なのかな、と思うし。 どこかにピンポイント的に効果が得られる、くらいがちょうどいいのだろうか。 そんなこんなを考えながら写すものだから、撮りながらやたら独り言が多くなる。 そんなわけで、あふるる疑問を解決したくて、写真教室に通いたいなぁと日々思う。 でも、何もわからずにただ撮ってることが楽しいのかもしれないなぁ。 楽しくなければ、続かない...これが自分的には一番のポイントだったりするし。 そういえば、1980年代に「写楽」(しゃがく)という雑誌があったっけな。 音を楽しむように、写真を楽しむ、というようなコンセプトだった記憶がある。 覚えているかた、いらっしゃるかなぁ。
by Okamekikurin
| 2012-12-21 22:41
| ツブヤキ
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Comments(10)
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yu-ra
at 2012-12-22 05:44
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「どうしちゃったの?」
って、わたし2回言われたことがあります。 バイトしていた10代の頃、くるくるにカール巻いて、アイドルみたいに両サイドにふんわり束ねたら、ご近所のお店のバイトお姉さんに「どうしたの?」と、言われました。似合ってなかったのかも。 その次は子どもの幼稚園のお祭りに自己流で浴衣を着て園庭へ行ったら、年上のママ友に「どうしちゃったの?」と、やっぱり言われました。 どうしちゃったの?はドキッとするねえ。 ところで、今回のお話は深いっす…。 わたしもボケは大好きですが、最近、全部にピントが合った写真もええなあって見てます。 若い人じゃなくて、昔から写真が好きでズームやボケに興味がなくて、単焦点レンズをくるくると替えながら場面場面にあったベストショットを探す人…。年配の男の人に多いような気がします。 ボケの入る写真も構図は必要だけど、ボケのない写真の構図ってシビアだなと感じます。 ムツカシイ。 わたしも写真教室行きたい!でも、楽器の稽古代で精一杯です(汗 新十津川の図書館に結構たくさん写真(勉强のための)の本があります。楽しいです。
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Hiro.y
at 2012-12-22 10:57
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ボケって言葉は実は日本が発祥なんですね。英語でもbokehといいます。そもそも海外では背景をすっとばした写真は
あまり好まれません、洋画ではきっちり背景まで克明に描かれ物が多いですよね、その点では日本画は背景を省略したものが伝統的に多々見られます。従ってボケは古来からの美意識の違いによる感覚が影響していると思います。ちなみに古い海外のレンズはボケは硬くて使えない物が多いです、どうも設計段階からボケは考慮してないようです。最近は日本のカメラが世界を席巻しているので、世界的にボケを見直す動きが出ているのかも知れませんね。
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こたつ猫
at 2012-12-22 21:22
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う~~ん、ボケ、いいと思うんだけどな~~~
と突っ込み(^-^; 私は基本的にボケ写真。 だって、絞りないから(今はあるけどね)。 クロスフィルターも使いようですよ。 今のままで全然いいと思うけど・・・・
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おさむ
at 2012-12-22 21:23
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写真の世界って奥が深いですよね!
ただ、試験の解答のように正解がひとつだけではないので、個人の感性を素直に出せば良いのでは…。 写したいものがあればそこへ行く! 自分の目で見て自分の心に響いたものを写す! あとは被写体によってカメラの設定を調節する! 私がいましてるのはこの三つです。 細かいことをいえば、構図とか背景の処理・レンズの選択などいろいろありますが。 カメラ教室で写真の基本やカメラの機能を勉強するのもひとつの方法ですね。 それと、他人の写真を見るのも良い勉強だと思います。 「これどうやって撮ったんだろう?」って考えるのも楽しいですね。 あっ、結婚式は二通り撮りますよー。 自分好みの写真と、一般的に喜ばれる写真を。
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Okamekikurin at 2012-12-22 23:34
★yu-raさん★ 「どうしちゃったの?」の響きって、どちらかというとマイナス要素テイストに聞こえやすいのですよねぇ(^_^;) 画像を見ながらいちいち説明するくらいならば、いっそ見せるべきじゃなかった、、、という思いになります(身内だと特に、ネ。笑)いいなぁという感覚は、説明によって得られるものではないし、どちらかというと直感的なものだと思うんですよねぇ。 「女子」にウケる、ウケやすい写真と、「男性」にウケる、ウケやすい写真って、大まかな傾向としては別物かもしれませんね。あくまでも、ざっくりと、ですが。うちの夫などは典型的な「記録型」だし(笑) まぁ、いくらレタッチが素人でも容易くできるようになったとはいえ、あまりにも「目で見たもの」とかけ離れてしまうのはどうかな、という気もしないではなく。 この辺のバランス、加減、っていうのはムツカシイですね。
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Okamekikurin at 2012-12-22 23:34
★Hiro.yさん★ おおおおおっ!さすがHiroさん!!! 色んな分野において博学でいらっしゃいますね。 最近、雪まつりのようなイベントに訪れる海外からの観光客がどんなカメラを持っているのかが気になります(笑)一眼レフのお方も結構多いですよね。 今年は、Hiroさんに二胡演奏スタイルの写真を撮っていただけないものかとお願いしたいなぁとずっと迷って迷って言い出せずに年末まで来てしまいました。 来年、チャンスがあったら是非お願いします...50歳記念に(笑)
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Okamekikurin at 2012-12-22 23:35
★こたつ猫さん★ 私も一眼レフで撮影したボケ効果の写真を初めて見た時にはビビビと一目ぼれ状態でしたから、当然すべてのお人がそう感じると信じて疑わなかったんですよねぇ。 美しいと感じる基準、アンテナ、そういったものは人それぞれなのですね... まぁ確かに、自分のことを考えてみても、ネオンきらきらの街よりも廃屋に魅せられるし...(^_^;)クロスフィルタよりはモノクローム、 ...ヨウムっていう鳥も考えてみれば地味な色合いだよなぁ(びび太、ゴメンっ(>_<)) いや、そんなことは置いておいても。 こたつ猫さんの撮られるお写真の、被写体に対するピンの合わせ方はもはや美学ですよー。
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Okamekikurin at 2012-12-22 23:36
★おさむさん★ おさむさんはいつもちゃんとちゃんとの、基本をふまえたお写真を写されていらっしゃるから、ノープロブレムです! 私はパーツ撮りが多すぎるので、ご覧になってくださるお方が首かしげるようなのばっかりだと思います(汗)昔は、クルマ好きな友人とかがパーツ撮りしているのを見て「フシギな撮り方だなぁ」と思っていたのですが、今はそれを自分がやっているのですから(^_^;) そういえばさっきテレビのローカルニュースで知ったのですが、小樽でクリスマスイブまで実施しているイベントで『いのり星®』というのがあるのですねぇ。撮影されているお方がたくさんいらっしゃることでしょう... 私も行きたかった~~~。
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kazppi777 at 2013-01-01 12:57
こんにちは☆
通りすがりでしたが、おもわず 「あーあるある!」と思っちゃったのでコメントさせてもらいました。 自分も最初は背景がボケた写真が好きで気に入ってました。 んで両親にみせたらやっぱり 「ピンボケてるけどどうしちゃったの?」 でした。 記録写真というものと、アートとは違うんじゃないなぁ~ って最近気づいてきました 笑 最近では記念写真は絞りを開けすぎないようにして ボケすぎないようにしています☆
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Okamekikurin at 2013-01-01 23:04
★kazppi777さん★ はじめまして&拙ブログにお越しいただきましてありがとうございます!!! こんなちっぽけなブログにお立ち寄りくださり、コメントも書いていただきまして恐縮しまくりでございますよ。感謝感謝です。 kazppi777さんのブログへちらりとお邪魔させていただきました。 素晴らしいお写真の数々に魅了されまくりました。 時間をかけて、じっくりと拝見したいです!これからちょくちょくお邪魔させていただきます(^^)/ 宜しくお願いいたしますねー。 記録の写真と、記憶の写真。 「写真」と一言で言っても表現方法は違うものですよね。 kazppi777さんの貴重なお言葉も胸に刻ませていただきます! たかが写真、されど写真...奥が深いですね(^。^) |
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