2014年 06月 14日

ムード歌謡の午後


母が三條正人さんの大大大ファンだということを知ったのは
そんなに昔ではない。
五木ひろしさんっていいね~、という話は
私がまだ実家に居たころに聞いていたので
てっきり母は五木さんのファンだとばかり思っていた。
いや、五木さんも もちろん好きなのだけれど

それよりもっともっと、うーんと前から
母は三條正人さんが大好きだったようだ。


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それを知ってから、何度か三條正人さん(あるいは東京ロマンチカ)の
コンサートに母と、あるいは一人で、行くチャンスにも恵まれた。

父の認知症の症状が進んできたので
父一人での留守番は難しくなってきたこともあり
千歳のコンサートに行くためには色々と作戦(?)を練ってきた。
千葉から姉が、留守番に来てくれることになり
荒天だの母の体調不良だのあれこれハラハラしながらも
どうにかコンサートの当日を迎えられた。


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私自身も歳をとってきたからなのか、三條さんがステージに登場する
その瞬間に なぜか涙が溢れそうになるのだ。
隣の席で、夢見心地の表情でステージの三條さんを見つめる母は
昭和13年生まれの、母は しかし
この時だけは「小樽のひとよ」が大ヒットした昭和40年代当時の
若かりし時代の輝きを放っている。


ステージに向かって手を振る母がいる。
ふだん、台所でご飯支度をする母とは違う、横顔で。

「もうこれで最後かなぁ、コンサートに来れるのは。
お父さんのこと、あるからねぇ。」と
淋しげに呟く母。

いや、そんなことはないよ。
まだまだ、行こう。
これからも、行こう。
絶対、かならず、行けるよ!


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コンサート終了後、会場移動の貸切バス発車直前に。
昭和18年生まれの三條正人さん、とってもスレンダーで気さくで、
本当に素敵なお方です。

ステージでは十数曲を一気に歌われてもまったく呼吸は乱れず。
プロフェッショナルとは、こういうことなのだ...
「ムード歌謡に後継者がいない」とお話されていましたが
ニッポンの歌謡曲、ニッポンならではの味わい
いつまでもずっと、歌い継がれてほしいものです。










by Okamekikurin | 2014-06-14 23:55 | オンガク | Comments(8)
Commented at 2014-06-16 06:00 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sada at 2014-06-16 06:02 x
おはようございます
素敵なお話しですね(*^^*)
Commented by ダイナマイトあさの at 2014-06-16 08:28 x
お母様、元気で何よりです。「小樽の人よ」だけ唄えます。
Commented by R子 at 2014-06-16 18:06 x
お久しぶりです。

KIKUさまのお母さまも整っているお顔なのですね~♪
たまに息抜きをしないと、まいってしまいますから~。
雨・曇り・雨で、イヤンナッチャイマス!
Commented by Okamekikurin at 2014-06-16 21:53
★鍵コメさま★
有難うございます(^^)/
なにせ自分は、実家での青春時代は親不孝の極みでしたから...(/_;)

Commented by Okamekikurin at 2014-06-16 21:54
★sadaさん★
有難うございます~(^o^)
三條正人さんのファンの皆さまがこれまた良い方達ばかりで、色んなことに感謝感謝です。


Commented by Okamekikurin at 2014-06-16 21:55
★ダイナマイトあさのさん★
いつもお心遣いを有難うございますっ!
あさのさんの歌う「小樽のひとよ」も とっても素敵ですよね~~(惚惚)


Commented by Okamekikurin at 2014-06-16 21:56
★R子さん★
お久しぶりですっ(^^♪
蝦夷梅雨でしょうか...つづきますねぇ、しとしとぴっちゃん♪
今日はメンタルクリニックの後で中島公園をぶらぶらしてきました。
何十年ぶりかで、札幌まつりの雑踏を歩きましたワ~。

母も私も、地黒&チビでございます(笑)
パニック発作まで遺伝しちゃいました。とほほほ~。



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