2015年 04月 17日

1993年


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彼女の住むマンションに着いて、入口の
オートロックのドアの横にあるコールボタンを押す。

ドキドキ、ドキドキ。

無機質なインターホン越しに、
聞こえてくる声は
彼女の声。まぎれもなく。


上の階を目指す。
彼女の部屋番号の、ドアの前。

ドキドキ、ドキドキ。


彼女の顔は変わっただろうか。
私の顔があまりにも老けたことに
彼女は驚きを隠せないだろう。


それでも
見せたくない顔だけど
それでもやっぱり
会いたくて、会いたくて
訪ねてきたのだった。



何年ぶりだろうね、一体。

話したいことがありすぎて
ありすぎるともう
会話というよりは
先ずは
言葉にならない声と、ただただ笑いあう。



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1993年の写真が引き出しの中に、あった。
彼女の結婚式の打ち合わせをした時のものだ。

派手な色のスーツ、ふたりとも。
こういう色が、こういう形が、
流行っていたのだよなぁ...あの頃は。



結婚してからは、会っていたのだったかな...
会ったとしても、この年に一、二回だろう


とすると、今年は2015年だから...


引き算の数字に躊躇いながら
タメイキをつきながら
過ぎた日々を想う


そんな今も、明日には過去。



また会いに
彼女に会いに、行こう。









by Okamekikurin | 2015-04-17 22:46 | ツブヤキ | Comments(2)
Commented by とら at 2015-04-20 23:20 x
昨年、私も16年ぶりに友人と会う機会に恵まれましたが、私だけ歳をとったような感覚に襲われました!
お互い容姿や背負う境遇が変わっても、一緒に共有した時間や思い出は、変わらないな~なんて思ったのを思い出しました。
良いものですよね再会。
https://www.youtube.com/watch?v=k_Bv9p1KO04
1993年の曲なんですね。
Commented by Okamekikurin at 2015-04-21 06:03
★とらさん★
「共有した時代・時間」というのは、変わることはありませんものねぇ~。
その後の、それぞれの違った世界と時の流れがあっても、
一緒に想い出の扉を開くと一気にタイムスリップした気持ちになります。

彼女のお子さんたちの成長ぶり、かつて彼女と共に働いた夜のお店のママさんが亡くなっていたこと、
色んなことに衝撃を受けながらも
「友達って、いいなぁ」と。
しみじみ思うのであります(笑)

キョンキョンもお若かったンですね~。
音楽もまた、想い出をより味わい深くしますよね♪



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