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ぜんまい仕掛け

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2017年 03月 14日

備忘録・ゆうばりファンタ2017


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※個人的 備忘録記事ですので、スルーしていただいて構いません m(__)m ※



かれこれ20年以上、毎年通わせていただいている『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』
(※以下、「ゆうばりファンタ」と記述)今年は残念ながら宿泊滞在することができませんでした。


親の介護問題や入院中の義母のこともあるのですが、
我が家の超高齢オカメインコ2羽の足が非常に弱ってしまい、
ゆうばりファンタ滞在期間いつも預けている 小鳥のお宿さんまでの移動が困難と判断しました。
このところ、夜中にもしばしば止まり木から落ちるようになり、
ゆうちゃん@並オカメは去年の10月に一度危篤状態にまで陥った経緯もあり、
いちにちいちにち、「今日も生きられたね、良かったね」と言っている現状なのです。



そんなわけで今年のゆうばりファンタ開催期間中(※3月2日~6日)の、
3月3日と5日に それぞれ日帰りで行ってまいりました。
毎年楽しみにしている深夜のイベントは断念でしたが、
少しだけでも映画祭の空気に触れられて「いつもの感触」は味わうことができました。



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今年は映画祭会場での写真は殆ど撮っていませんが、
まずは毎年お馴染み、カレー蕎麦でスタートです。



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3月3日の夕張は、吹雪になったり晴れ間が出たりの不思議なお天気でした。



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ぱんぢゅう屋さんは会場からちょっと離れているので
買いに行けない年もあるのだけれど、今年はタイミングよくゲットです♪



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熱々を頬張るときの、至福感がたまりません!



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昨年のグランプリ作品監督である、小林勇貴氏(※向かって左)が
新作を引っ提げてやってきてくれました。

相変わらず、やんちゃな悪ガキスタイルです。
出演者の裏エピソードも、公には話せないヤバヤバてんこ盛りでした。



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クロージング作品、『哭声/コクソン』に出演されていた
國村準さんもゲストでお越しになっていました。



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長編作品初監督の、“このお方”を見るために
熱烈ファンの女性は朝6時から並んでいたのだとか...
(ちなみに、作品上映は17時30分からでした)



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ティーチインでは、会場全体が撮影大会みたいになっていました。
スマホで動画を録るお人も大勢。

去年の某セーラー服映画の“天使すぎる女優さん”登壇の時は
撮影禁止アナウンスが繰り返し流れていたっけなぁ...
(あの作品、その後どうなったものやら (;^ω^))



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この作品に出演されていた神部浩さんが昔から好きなのです、私。



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今年のグランプリ作品は、残念ながら未見です。



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今年は審査員の一人として参加されていた(※去年は作品ゲストでした)ほたるさん
授賞式のコメントの中で、涙ながらに話されたその内容がずしりと響きました。



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授賞式、残念ながら例年よりも会場に空席が目立つなぁ...



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来年は、行けるかなぁ...かなり怪しくなってきた我が家事情ですが
応援し続けたい気持ちはずっとずっと、これからも。



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※2017年のゆうばりファンタで観た作品※

3月3日(※映画祭2日目/金曜日)
『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(監督/パブロ・ラライン)
『逆徒』(監督/小林勇貴)
『blank13』(監督/齊藤工)
『ヨーロッパ企画のショートフィルム大連発2017』


3月5日(※映画祭4日目/日曜日)
『哭声/コクソン』(監督/ナ・ホンジン)
<授賞式・閉会式>
『KARATE KILL/カラテ・キル』(監督/光武蔵人)



********************

以下、北海道新聞2017年3月14日夕刊記事より転載させていただきます。
↓↓↓↓↓

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『ゆうばり国際映画祭閉幕 評価定着 資金面に課題』

第27回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭(実行委員会主催、北海道新聞社特別後援)が閉幕した。
再開後、10回目の節目の年になった今年は2日から6日までの期間中、約1万2500人が訪れた。
多くの才能を発掘してきた実績から、国内外で高く評価される一方で、安定した運営に向けた資金確保など
課題も残っている。 (中村公美)

「全国の人たちにSOSを発信する時期にきているのではないか」―。
同映画祭のゲストとして夕張を訪れた俳優の斎藤工は開幕初日の2日、名誉大会長を務める鈴木直道夕張市長に
強く訴えた。斎藤が応援していた「なら国際映画祭」が昨年、市の補助金が全額カットされたため、開催が
危ぶまれたことが念頭にあった。斎藤は「夕張の映画祭は監督をはじめ、多くの映画人を育ててきた邦画界にとって
特別な存在」としたうえで「より多くの人に協力を呼びかけ、100年の単位で存続を考えてほしい」と強調する。

斎藤のように「ゆうばり映画祭」の役割を評価する映画関係者は多い。2010年に初監督作品が北海道知事賞を
受章したことを機に映画の世界に入った韓国のヒョン・スルウ(30)は、昨年の福岡インデペンデント映画祭で
グランプリを受賞するなど国内外で活躍。夕張を訪れたヒョンは「ここで築いた人脈が、作品を製作する力をくれた。
この映画祭との出合いがなければ、自分は今、映画をつくっていない」と話す。
昨年のオフシアター・コンペティションでグランプリを受賞した小林勇貴、2013年から毎年作品が上映されている
酒井麻衣の両監督は、ともに年内に上映作品が公開される。いずれも「夕張」がきっかけのメジャーデビュー。
近年はこうした若手の活躍が顕著だ。

同映画祭の深津修一プロデューサーは、多くの才能を発掘し続けてきた理由の一つを「自治体などの公的な資金を
頼りにしない、民間主導ならではの自由な雰囲気」だとみる。
それは一方で、財政的な不安定さにもつながっている。同映画祭の運営費は人件費や会場費などで最低でも
6千万円が必要だが「毎回確保するのに“綱渡り”の状態」(事務局)。最大の頼りはスポンサーの協賛金だが
「景気に左右される面が大きく、常に不安がつきまとう」(深津プロデューサー)という。

そのため、一昨年から企業や個人から広く寄付を募る「サポーターズ制度」を導入。これまで40口の申し込みが
あるが、収入の柱となるにはほど遠い状態だ。今後は同制度の周知を徹底するほかインターネットを通じて協賛者を
募るクラウド・ファンディングの活用、「ふるさと納税」との連携強化などを視野に入れる。
これまで毎年苦労していたボランティアの人材確保には明るい動きもある。北海学園大が講義と映画祭の参加を
組み合わせて単位取得を認める「地域活性化プロジェクト実習」を初めて実施。昨年の倍近い約100人の学生が
ボランティアとして現地に滞在し、運営を支えた。同大4年の伊藤澄香さんは、総合受付を担当。「東京出身なので
地元の人の温かさが印象的だった。卒業後も観客としてまた帰ってきたい」と目を輝かせた。
実習を企画した同大の西村宜彦准教授は「現場に行くことで、講義の内容が身近なものになったのでは」とし、
来年以降も継続して取り組む考えだ。



『オフコンペ部門グランプリ「トータスの旅」丁寧な人物描写 評価』

ゆうばり映画祭の目玉部門で、若手の登竜門となっている「ファンタスティック・オフシアターコンペティション部門」は、
532本からノミネートされた7本を上映。グランプリを受賞した、父と息子の一風変わったロードムービー「トータスの旅」
(永山正史監督)は、登場人物を丁寧に描いていることや、70年代の音楽をうまく使っている点が評価された。

一方、講評ではノミネート作品全体の傾向について審査員の女優・ほたるから「女性の描き方がひどい。蔑視的な表現が
多すぎるし、女性が男性の欲望、性欲を受け止める存在か、母親としてしか描かれていない」との苦言もあった。
同部門のプログラミング・ディレクターを務めた映画評論家の塩田時敏は「今年のノミネート作品は監督が全員男性だった
こともあり、そのような受け止めもあったのかもしれない。今後は表現の自由は大切にしながら、バランスにも配慮したい」と
話している。



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(※その他、夕張市内で撮影した画像は近日中にアップさせていだだきます)






by Okamekikurin | 2017-03-14 22:22 | エイガ | Comments(2)
Commented by Name at 2017-03-15 12:01 x
夕張ファンタ、お疲れ様でした。
家族がいるとママナラナイのはKikurinさんもご同様のご様子ですが、それでも行っちゃうのはスバラシイ!!

映画祭より「カレーそば食べに行くぞ」の方が説得力あったかもしれません、うちの場合。

ニャンコ写真楽しみにしています。
Commented by Okamekikurin at 2017-03-15 18:47
★Nameさん★
自分ちのこともあれやこれやとあったのですが、
Nameさんご夫妻はお越しになれるのだろうかとずっと気がかりでした。
メールしようかと何度も思いながら、ブログにもお邪魔しながら、
ためらってそのまま当日を迎えてしまいました...

ホント、自分はだいじょうぶでも、家族に何かあるとイベントは無理になりますよね。
来年はうちもかなり厳しい状況と思われます。

ニャンコ写真、撮ってたのバレバレですね(笑)
正直、映画を見るよりニャンコ撮ってる方がテンション上がるのです(;^ω^)
でも、メイン会場がアディーレでなくなってから、移動含めて何かと不便になっちゃいましたね(-_-;)



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