ぜんまい仕掛け

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2017年 03月 23日

当たり前


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「当たり前は、当たり前じゃないんだよねぇ~」


先日、病室のベッドで 弱弱しく笑って呟いた
義母の その一言が

あの日以来 何度も、何度も
心の中を行き来する。



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頬から首筋のあたりが痩せたなと思ったけれど
口には出さなかった

病衣に隠れた場所の方が、よほど痩せたのだろうし
それを言ったところで
元気へ導くものではないと 誰しもがわかること。



ストーマ(人工肛門)以外に選択の余地がなかったから
これからは あたらしい身体の
知らなかったことにも慣れて、いくしかないのだけれど。



食べて、そして、出す

そのシンプルな当たり前は、当たり前ではなくなることもある。


そもそも食べられなければもちろん、それは生きることに直結するから大変。
そして食べたものは、出口が必要なので
それもまた、そこもまた、とてもとても 大切。



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たかがちっぽけな一人の身体、とはいえ
どの器官もが つつがなく動いてくれるなんて

もしかすると奇跡みたいなこと、かもしれない。




by Okamekikurin | 2017-03-23 08:43 | ツブヤキ | Comments(4)
Commented by 季里 at 2017-03-23 09:31 x
お義母さま、手術されたんですね。
うちにも当たり前ではない人がいますので、お気持ちお察しします。

毎日数回余分な水分を放出するたび、私の当たり前って本当にありがたいことなんだなって思います。
そして当たり前ではなくなったことを受け入れている人の強さを感じる毎日です。
Commented by Okamekikurin at 2017-03-23 16:46
★季里さん★
本当に、ナマ身の身体は色んなことがあるものだなぁと痛感・実感いたします。
口内炎一つ、靴擦れ一か所、あっただけでも何かと不便だし、
今まで無意識のうちにできていた事は、それができなくなるとストレスになっちゃいますよね。

役所への手続きなども、何一つわからないところからのスタートで
家族全員で右往左往しております(-_-;)
義母に「離れている家族としょっちゅう会える」と言ってもらえると泣きそうになっちゃう。

季里さんのおうちにお邪魔した時に、あふるる愛の温かさ、いっぱい感じました!
寄り添うことの底力も、ネ (*´▽`*)
Commented by kei at 2017-03-24 08:49 x
そうなんですよね~
当たり前に、普通に、、が一番。

私も最近ちょっと肺の具合が・・・
終活のことばかり考えてしまいます。
ぽっくり死ねたらいいんだけど・・・。
Commented by Okamekikurin at 2017-03-24 09:46
★keiさん★
肺というのも、なかなかこれがどうして、上手く機能してくれないと大変なものですよね。
私は若い頃に結核と肋膜炎をセットでやってしまったので
未だ後遺症を引きずっていて、健康人と病人の中間地点に位置するくらいの状況です。
治らないものは、暮らしの中で何とか付き合っていくしかないけれど
「ずどーん」と落ち込むことが、ないといったら嘘になります(;^ω^)
keiさんは山登りとかなさっているから基礎体力バッチリと思いますが
くれぐれもお大事になさってくださいね...。

生きているということは、死が絶対にゴールなんですよねぇ。
家族の死の、そのあとのことや自分の死への準備、リアルなそれは意外と大変。
そこらへんを、もっとオープンに話せるといいのになぁといつも思いますよ~。


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