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2017年 08月 16日 ( 1 )


2017年 08月 16日

小さな子リスの大事件(その2)


※8月15日の記事の続きです。※

**************



帰りのバスの中で、Sさんに宛てて
子リスが屋根裏の巣から落ちて戻れなくなった旨を知らせるメールを打ちました。

夜、Sさんからいただいた返信には
「仕事帰りに様子を見に行ったけれど、子リスの姿は見当たらず。
近くの木に、母リスが新たに巣を作っているようなので、
もしかすると子リスをそこに誘導できたのでは」といった内容が記されていました。


少しだけ安心したけれど、その夜は昼間に見た子リスの姿が頭から離れず
どうか無事に朝を迎えられますように。と、幾度となく考えてしまいました。



翌朝、いつも通りに夫を送り出して片付けものを済ませたのち
再びバスに乗ってフィールドへ向かいました。
到着すると...なんということでしょう。
昨日、子リスが潜り込んだ軒下の前に、Sさんが困り果てた顔で立っていたのでした。



子リスは母リスの誘導によって新しい巣に移れていたわけではなく
朝まで軒下で過ごしていたようなのです。
しかも、Sさんが着いた時にはカラスにさらわれる瞬間だったということ。
Sさんが咄嗟に、ご自分の荷物などを振りかざしたりしながら
カラスが足に掴んでいた子リスを引き離した、というではありませんか。
(カラスも同時期に子育てをしているわけだから、
決してカラスが悪いわけではないのですが...。
しかしその場にいたら、私もやはり同様の行動をとっていたことでしょう。)


九死に一生を得た子リスはその後、おびえて軒下に入ったきりだという。
母リスのおっぱいも飲めず、餌を自力で探せるにはもう少しかなという時期なので
このままだとどんどん衰弱してしまうでしょう。



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時おり、子リスは表に出てくるものの、母リスとの再会には至らず。
子リスは建物の壁を登ることはできませんが、
木を登る脚力は充分にあるようで、結構上まで行ったりもしていました。


その後、Sさんはお仕事へ行かなくてはならないということで
またしてもこの場所には私だけが残ってしまいました。



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Sさんが「カラスなどの外敵に見つからないように」と
傍にあった旧い立札で簡易囲いにした、その隙間から子リスが顔を出しています。



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(※屋根裏の巣の母リスとはまた別な母リスです。
今シーズン、このフィールドにて3匹の母リスがそれぞれの子リスを巣立たせましたが
この母リスの子供達が一番遅い時期に巣立っていきました。)



どんな状況になるにせよ、今日は日暮れまで居よう。
そう、決めて。
軒下の子リスと、屋根裏の母リスが現れるのを待ちました。



しばらく経って、屋根裏から母リスが出てきました。
母リスは、軒下の子リスに気づいてくれるだろうか???



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子リスを探しているような動きに見えなくもないのだけれど
母リス自身も腹ごしらえをしなくてはならないので
ほどなくして私の視界から消えてしまいました。



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そんなじれったい時間を過ごしていたのですが、ようやく
軒下から出てきた子リスと、建物近くまで戻ってきた母リスが
それぞれを認識して、2匹で同じ木に登ってくれました。



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果たして母リスはこのあとどんな行動に出るのだろう?
屋根裏の巣に、子リスを戻せるものだろうか??



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再会直後の様子。



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子リスは母リスのお腹にもぐり込みます。




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さぁ、ここからはお母さんと一緒に行動だよ。はぐれないようにね!




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私は見守るしか術がないので、2匹から少し離れた場所で見ていると、
なんと母リスは子リスを上手に誘導しながら、
前日のうちに近くに新しくこしらえていた「木の上の巣」へ
向かったのでした。




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母リスの後をついて、子リスは無事に新しい巣へ向かって登っていきました。




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その後 母リスは、子リスが一晩過ごした軒下へ戻り、周辺の匂いを嗅ぎながら確認しています。
子リスがここに居たことをちゃんとわかっていたのですね。



しかし、元の屋根裏の巣に残された他の子リスはどうなるのでしょう?
離れている二つの場所それぞれに子リス、は、危険すぎます。


驚くことに、母リスは休むことなく、次の行動に出たのでした。




※(その3・ラスト)へつづきます。※





by Okamekikurin | 2017-08-16 16:30 | 子リス | Comments(6)