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2017年 10月 07日 ( 1 )


2017年 10月 07日

「あんぽんたんの木 残す」


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(※北海道新聞 2017年10月7日朝刊(室蘭・胆振管内記事)より転載させていただきます。)


「知利別の道路中央に生えるクロマツ あんぽんたんの木残す」
~室蘭市 伐採方針を撤回  住民の愛着強く、反対相次ぐ~



室蘭市は6日、知利別町4の道路の中央に生えているクロマツ
「(通称)あんぽんたんの木」の伐採方針を撤回し、残すと発表した。
周辺の宅地開発で交通量が増えることから、市は開発業者と相談し、
安全確保のために切ることを決めていたが、住民らの愛着が強く、反対が相次いでいた。


市都市建設部によると、クロマツは高さ13・5メートル、
幹回り182センチ、推定樹齢80年前後。
新日鉄住金の迎賓館「知利別会館」に隣接した道路上に生え、
道道室蘭環状線との交差点近くに位置。
住民から「あんぽんたんの木」「一本松」などと呼ばれてきた。
クロマツは本州以南の木で、植林されたとみられるが、詳しい経緯は不明。
これだけ大きいクロマツは道内では貴重という。


木が生えた道路の土地は2002年に市が国から譲り受けたが、市道には認定していなかった。
しかし新日鉄興和不動産(東京)による宅地開発が周辺で始まり、
同社が道路を整備し、市道として提供することが決定。
中央に木があると道幅が狭いため、7月に伐採方針を決め、神事も終えていた。


伐採計画が8月下旬に報道などで明らかになると、市には
「地域の象徴」と保存を求める電子メールが19件、電話が7件相次いだ。
市は道幅を6メートルから8メートルに広げ、木の周囲に2メートルの余裕を確保。
衝突防止用のポールやクッションを設置し、白線で分離すれば木を残しても安全と判断した。
拡幅用地は同不動産から約10平方メートルを無償で借りる。
木の状態は良好という。


約900メートル離れた桜蘭中では「一本松」と呼ばれ、
運動部のランニングの折り返し地点になっている。
1往復なら「一本松」、2往復なら「二本松」と呼ぶ部もある。
同校1年2組は学級新聞で運動部員370人に伐採の是非を質問。
「反対」が42%、「賛成」が10%、「どちらでもいい」が48%と保存の声が多かった。
テニス部顧問の木村美樹子教諭は「卒業生の関心も高く、昔から愛されてきた木と感じた」と話す。

新日鉄住金退職者でつくる「新日鉄住金室蘭なかまち会」事務局長の成田弘さん(71)は
「お祭りなどで知利別会館を使う時にいつも見ていた。近くに住んだ歴代所長も『邪魔だ』とは言わず、
私も残してほしいと思っていたので良かった」と保存を歓迎している。


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(※平成29年10月7日撮影)







by Okamekikurin | 2017-10-07 22:40 | ニュース | Comments(2)