ぜんまい仕掛け

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カテゴリ:子リス( 9 )


2017年 09月 16日

子リスの頃(6)


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リスさんは、成長してからは複数で遊ぶということもなくなりますが
巣立ち後の少しの期間は、母リスと触れ合ったり
兄弟リス同士で転げまわるという姿も見せてくれます。

但し いずれも動きが速すぎて、とろくさい私には
なかなかカメラに収めることができません。




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母さんリスと子リスちゃん。
この母リス(下側)は頻繁に子リスとのお相撲シーンを見せてくれました。




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上の画像と同じ2匹です。母リスが下側です。




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ころり~~んっ!




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こちらは兄弟リスです。




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真夏の頃の、子リスちゃん。
1匹だけで、しきりにでんぐり返りを繰り返しています。
身体についたダニを落とすためなのでしょうか?



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すくすくと育って、見た目は親リスとほぼ同じくらいになりました。

でもね、まだ失敗もします。




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あっ! ああああっ!!! (>_<)




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このくらいは全然オッケーです。
(落っこちても すぐ下が地面だしね。(;^ω^))




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まだ長い耳毛が残っている 子リスちゃん。




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決して闘いを挑んでいるわけではありませんヨ。




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みみ。




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数回にわたりアップさせていただいた「子リスの頃」、
まだまだエンドレスに子リス時期の画像があるのですが
森では既に紅葉が始まっており、頭上からは胡桃がぼとりぼとりと落ちてきています。

季節があまりにもずれてしまいますので、次回からのリスさん記事は
秋編へとシフトいたします。


「子リスの頃」、拙い写真ばかりでしたがご覧いただき有難うございました。





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さて、その後のリスさん達の状況を少しばかり...(※ちょっと淋しい内容になります)


今春、このフィールドにて3匹の母リスがそれぞれ5匹前後の子リスを産みました。
(なにぶん、自然界のことですからあくまで自分が知る範囲での話ですが)
その時点で同フィールドにいた ただ1匹の雄は、子リスが巣から出る頃には
姿が見えなくなっていました。


次の繁殖シーズンのために、なるたけ多くの子リス達が無事に育って
同フィールドで過ごすようになってほしいという切なる願いは しかし叶わず

9月現在、母リス3匹は元気に姿を見せてくれるものの
子リスは残念ながら1匹(雄)しか残らなかったようです。

他フィールドへ渡っていった個体もいるのでしょうがおそらくは
殆どが猛禽やカラスなどの外敵にやられてしまったものと思われます。
山林の奥地という環境ではないので、道路に出て車に轢かれた個体もいます。


来春も必ずや、元気な子リスちゃんに出逢いたいと願ってやみませんが
自然界で生き延びるということは本当に過酷で、一難去ってまた一難。
また 別なフィールドからの、パートナー候補のリスさんが来てくれないことには
子リスちゃんも産まれませんし...。



秋の実りを、今、リスさん達は厳しい冬に備えてせっせと土中に埋めています。
台風や、吹雪や、外敵や、いろんな試練を乗り越えて、
逞しく生き抜いてほしいものです。





by Okamekikurin | 2017-09-16 08:11 | 子リス | Comments(2)
2017年 09月 15日

子リスの頃(5)


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巣立ちして母リスのおっぱいから離れると
子リスちゃん達は色んなものを食べるようになります。

大人になってからもキノコを食べるシーンはよく見かけますが
子リスちゃんはキノコに出会うとしばらくはその場から離れません。



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ここでも せっせと (*´▽`*)



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おや、茎をおさえて丸ごといっちゃってますね...野イチゴかな?



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やっぱりちょっと大きかったみたいで、持ち直して少しずつ食べてます。



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ん~。これは何かなぁ? 実のようですが...



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そ、それは単なる枯れ葉だよ (;''∀'')



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隙間には、何があるのでしょうか。



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片手でキノコを持って、ビミョーな位置で食べてますね。



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珍しく、人工物を足場にしています。



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きりりっ、くるるっ、の無駄のないボディ。羨ましいですのぅ~ (*´з`)



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子リスちゃん達の画像と比較してみると、母さんリスは貫禄ですなー。


(※平成29年6月下旬~7月中旬撮影)







by Okamekikurin | 2017-09-15 10:04 | 子リス | Comments(2)
2017年 09月 12日

子リスの頃(4)


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洞から「外の世界」をじ~~~っと見つめています。



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少しずつ すこしずつ、身を乗り出してきました。



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「キミ ハ ダレ?」

「キミ コソ ダレ?」



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こわごわ、と ワクワク の両方なのかな。



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「なんかすごいよ、そとのせかい!」



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先に洞から出ていた兄弟リスが誘いに来ました。



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ん~~。どうしようかな~~~。



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出たよ!



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(※平成29年6月下旬撮影)







by Okamekikurin | 2017-09-12 06:40 | 子リス | Comments(0)
2017年 09月 08日

子リスの頃(3)


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母リス(向かって左側)と 子リスちゃん。



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母リス(向かって左側)と 子リスちゃん達。



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母リス(下)と 子リスちゃん達。



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母リス(真ん中)と 子リスちゃん達。



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母リスを追いかける 子リスちゃん達。



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母リスに駆け寄る 子リスちゃん。



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ALL 子リスちゃん達 (≧∇≦)


※なお、画像1枚目~5枚目の親子は、8月にアップした
「小さな子リスの大事件」その1その2その3のリスさん達です。
子リスちゃんが屋根から落ちて、母リスが子リス達4匹を引っ越しさせた
その十日後に撮影したものです。
ちなみにこの時にはもう既に、更に違う巣へと引っ越しをしていました。



(※平成29年6月中 撮影)







by Okamekikurin | 2017-09-08 21:43 | 子リス | Comments(4)
2017年 09月 07日

子リスの頃(2)


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7月4日、雨降りの早朝でした。

子リスちゃんの耳毛や尻尾も雨に濡れて縮れていますね。



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(※平成29年7月4日撮影)







by Okamekikurin | 2017-09-07 09:12 | 子リス | Comments(2)
2017年 09月 06日

子リスの頃(1)


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初夏の頃に撮った子リスちゃん達の画像を、何回かにわけて
ぼちぼちとアップしていこうと思います。

「リスは、飽きたよ~~~」というお声もあるかもとは思いますが
何とぞヨロシクお付き合いくださいませ _(_^_)_



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(※平成29年6月中 撮影(3枚目のみ8月撮影))







by Okamekikurin | 2017-09-06 21:53 | 子リス | Comments(0)
2017年 08月 18日

小さな子リスの大事件(その3)


※8月16日の記事の続きです。※

**************



そもそも屋根裏の巣で、母リスは何匹の子リスを育てていたものか...
ハラハラおろおろの落下アクシデントの後に、1匹は無事に引っ越し先へ移れたわけですが
屋根裏の巣からは依然、子リスの駆け回る足音が聞こえています。
と、すると。少なくともあと1匹もしくはそれ以上が残っていることになります。



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木の上の新しい巣へ、前日に屋根から落ちた1匹を誘導した後、
母リスは一目散に屋根裏の巣に戻りました。



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母リスは、屋根裏に残っている子リスを誘い出そうとしています。



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子リスは穴から顔はのぞかせるものの、なかなか身体ごと出てきてはくれません。
あ、2匹の子リスが見えていますね!!



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やっと、恐る恐る1匹の子リスが出てきました。
でも外を怖がって、再び巣へ戻ろうとしてしまいます。
母リスがそれを止めようと必死になっています。



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母リスはヒステリックに(※人の目にはそう見えてしまうのです)子リスを掴み
自分の首に襟巻のように子リスを巻き付けました。



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この、首に巻き付ける、というスタイルは
子リスが小さい時期、巣の移動をするときに用いる方法なのです。

去年も私は同じフィールドで、子リスを移動させる母リスに出会いましたが
その時には概ね1時間の間に5匹の子リスを
やはりこのように首に巻き付けて引っ越ししていました。



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母リスより小さい子リスの身体とはいえ、そもそも母リスも決して大きくはありません。
新しい巣までの距離を一気に駆け抜けるのはかなりのエネルギーを要するはずです。
ですから、こんな風に途中で一呼吸置いていたりもします。



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ちょっと体勢を変えてみたりもしながら。

そうして無事に新居に2匹目の子リスを運ぶことができました。

しかし、屋根裏にはまだ子リスが残っています。


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3匹目...別な穴からやっと外に出てきた子リスですが...


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完全に中に戻ってしまいました。
母リスは、巣の子リスに向かって怒っているようです。

仕方なく母リスも巣に入り、子リスを首に巻き付けて出ようとしたものの
穴が小さくてそのままでは出ることができません。



角度を変えながらトライしていたのですが、どうにも2匹分の塊が抜けるには無理があり。

母リスは、少しずつ焦ってきている様子でした。
日が暮れるまでには引っ越しを終えなくてはならないでしょうし。


一旦、母リスはこの方法を諦めたようです。


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そしてなんと、ものすごい勢いで、穴を大きくするべく
ガリガリ、ガリガリと屋根裏を齧り始めたのです。

鬼クルミのかたい殻を齧ることができる鋭い歯を持っているリスさんですから
辺りには大工さんの作業さながらの音が響きわたります。



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ついに、大きくした穴から3匹目の子リスをくわえて出てきました。
(かなりの荒いやり方ですが、自然界ではこのくらいが当たり前なのかもしれません。)


あああああ! 落っことしそうです。


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下で受け止めてあげたいのですが、そんなコミュニケーションを図れるわけもなく。
ただただ、見守り続けるしかありません。



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母リスに疲労の色がにじんでいます。


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がんばれー。がんばれー。


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渾身の力を振り絞って、子リス襟巻スタイルのままで木を登ります。


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この、もじゃもじゃの部分が新しい巣です。


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3匹目の子リスを新しい巣に置いたら、さて、これにて大仕事が完了でしょうか。



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...と思いきや、屋根裏の巣にはあと1匹、子リスが残っていたのでした。

4匹目の子リスは、最初に出入りしていた穴から
それはもうありったけの力を振り絞るかのような勢いで
襟巻スタイルになって強引に飛び出してきました。



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途中で呼吸を整えながら、彼方の木へ向かいます。



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4匹目、移動完了しましたっ!


母リスは屋根裏の巣に戻り、残っている子リスが居ないかどうか、
何度も何度も出たり入ったりしながら確かめていました。
(既に私がヨレヨレのためにピントがまるで合っていません( ;∀;))



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それからしばしの間、母リスは放心状態の様子でぐったりとしていましたが...
(私も一緒に放心状態&ぐったりフラフラでした。)



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なんとなんと、この母リスがまるで日課のように繰り返している
「カラスへのケンカ売り」(※に、見えるのです)を始めたのです!



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ひとしきり、カラス相手にストレス発散のごとく暴れまわったあと、
母リスは新しい巣へと向かっていきました。


これからやっと落ち着いて、おっぱいタイムなのでしょう。



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ふと、巣の木を見上げると。
新しい巣の少し上に、子リスが私の方を見下ろす姿がありました。
なんだか笑っているようにも見えますね。



二日間の、“小さな大事件”がこうして終わりました。


さらに数日後に、このファミリーは再び別な巣へと引っ越しをしています。
その時はもう母リスが子リスをくわえることはなく、
子リス達をぞろぞろと引き連れてのお引越しとなったことでしょう。

その巣から、徐々に子リスはそれぞれの独立した巣を持つようになっていったと思われます。

独り立ちしたその後の子リス達は、近親交配を避けるためにも
すべてが同じフィールドに残ることはないそうです。
猛禽類などの天敵も多い自然界ですから、果たして何割のリスが生き延びていけるのでしょう。

ともあれ、母の懸命な愛情、逞しさ、そういったものがひしと伝わってくる
そんな二日間の出来事でした。




長々の記事を読んでいただき、本当に有難うございました <m(__)m>


(※平成29年6月5日・6日撮影)








by Okamekikurin | 2017-08-18 09:11 | 子リス | Comments(6)
2017年 08月 16日

小さな子リスの大事件(その2)


※8月15日の記事の続きです。※

**************



帰りのバスの中で、Sさんに宛てて
子リスが屋根裏の巣から落ちて戻れなくなった旨を知らせるメールを打ちました。

夜、Sさんからいただいた返信には
「仕事帰りに様子を見に行ったけれど、子リスの姿は見当たらず。
近くの木に、母リスが新たに巣を作っているようなので、
もしかすると子リスをそこに誘導できたのでは」といった内容が記されていました。


少しだけ安心したけれど、その夜は昼間に見た子リスの姿が頭から離れず
どうか無事に朝を迎えられますように。と、幾度となく考えてしまいました。



翌朝、いつも通りに夫を送り出して片付けものを済ませたのち
再びバスに乗ってフィールドへ向かいました。
到着すると...なんということでしょう。
昨日、子リスが潜り込んだ軒下の前に、Sさんが困り果てた顔で立っていたのでした。



子リスは母リスの誘導によって新しい巣に移れていたわけではなく
朝まで軒下で過ごしていたようなのです。
しかも、Sさんが着いた時にはカラスにさらわれる瞬間だったということ。
Sさんが咄嗟に、ご自分の荷物などを振りかざしたりしながら
カラスが足に掴んでいた子リスを引き離した、というではありませんか。
(カラスも同時期に子育てをしているわけだから、
決してカラスが悪いわけではないのですが...。
しかしその場にいたら、私もやはり同様の行動をとっていたことでしょう。)


九死に一生を得た子リスはその後、おびえて軒下に入ったきりだという。
母リスのおっぱいも飲めず、餌を自力で探せるにはもう少しかなという時期なので
このままだとどんどん衰弱してしまうでしょう。



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時おり、子リスは表に出てくるものの、母リスとの再会には至らず。
子リスは建物の壁を登ることはできませんが、
木を登る脚力は充分にあるようで、結構上まで行ったりもしていました。


その後、Sさんはお仕事へ行かなくてはならないということで
またしてもこの場所には私だけが残ってしまいました。



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Sさんが「カラスなどの外敵に見つからないように」と
傍にあった旧い立札で簡易囲いにした、その隙間から子リスが顔を出しています。



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(※屋根裏の巣の母リスとはまた別な母リスです。
今シーズン、このフィールドにて3匹の母リスがそれぞれの子リスを巣立たせましたが
この母リスの子供達が一番遅い時期に巣立っていきました。)



どんな状況になるにせよ、今日は日暮れまで居よう。
そう、決めて。
軒下の子リスと、屋根裏の母リスが現れるのを待ちました。



しばらく経って、屋根裏から母リスが出てきました。
母リスは、軒下の子リスに気づいてくれるだろうか???



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子リスを探しているような動きに見えなくもないのだけれど
母リス自身も腹ごしらえをしなくてはならないので
ほどなくして私の視界から消えてしまいました。



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そんなじれったい時間を過ごしていたのですが、ようやく
軒下から出てきた子リスと、建物近くまで戻ってきた母リスが
それぞれを認識して、2匹で同じ木に登ってくれました。



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果たして母リスはこのあとどんな行動に出るのだろう?
屋根裏の巣に、子リスを戻せるものだろうか??



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再会直後の様子。



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子リスは母リスのお腹にもぐり込みます。




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さぁ、ここからはお母さんと一緒に行動だよ。はぐれないようにね!




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私は見守るしか術がないので、2匹から少し離れた場所で見ていると、
なんと母リスは子リスを上手に誘導しながら、
前日のうちに近くに新しくこしらえていた「木の上の巣」へ
向かったのでした。




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母リスの後をついて、子リスは無事に新しい巣へ向かって登っていきました。




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その後 母リスは、子リスが一晩過ごした軒下へ戻り、周辺の匂いを嗅ぎながら確認しています。
子リスがここに居たことをちゃんとわかっていたのですね。



しかし、元の屋根裏の巣に残された他の子リスはどうなるのでしょう?
離れている二つの場所それぞれに子リス、は、危険すぎます。


驚くことに、母リスは休むことなく、次の行動に出たのでした。




※(その3・ラスト)へつづきます。※





by Okamekikurin | 2017-08-16 16:30 | 子リス | Comments(6)
2017年 08月 15日

小さな子リスの大事件(その1)


※本記事は、平成29年6月上旬のお話です。※

**************


エゾリスさんの巣は大抵、老木の洞(うろ)や枝の股部分に巣材を集めて作りますが
稀に、ヒトの作った建物の屋根裏などを利用することもあるようです。


私がいつもお邪魔しているフィールドのリスも同様で
この春、1匹の母リスが木造の屋根裏に巣をかまえていました。
子リスは外敵に狙われることも多いため、ふいの襲撃を防ぐためにも
屋根裏という場所はなかなか良い環境に思えます。


しかし、この場所には大きな問題も...。


子リスは成長とともに、巣穴から出て次第に活動範囲を広げます。
野鳥のヒナは、一度巣穴を出ると再びそこには戻らないようですが
子リスは(わずかな期間ですが)巣を出て外で遊ぶようになっても
独り立ちまでの間は母・兄弟リスと同じ巣で過ごします。
木の枝や洞の巣には、脚力の弱い子リスも幹の凹凸を利用しながら駆け上がれるのですが
屋根裏の巣から落ちた場合、力に乏しく爪もちいさな子リスが巣に帰れないという
非常事態に見舞われることもあるのです。



「過去に、そんなことがあって...」という話を、
毎日このフィールドに通ってこられるSさんからお聞きしていたその日。

Sさんがお帰りになってから、何気なく巣の下辺りをぶらついていた時
いまさっき、聞いていたばかりの話が現実になってしまったのでした。



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屋根の上を、子リスらしき姿が横切ったので「お! いよいよ巣から出てきたな」と
ワクワクしたのも束の間、私の足元で、ちっちゃな子リスが駆けているのです。

事態を呑み込むのに時間は要りませんでした。



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子リスは、屋根から滑り落ちてしまったらしく
自力では垂直かつ滑りやすい木の壁を上がれない状態なのです。




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屋根裏からは、巣に残っている兄弟リスの走り回る音が聞こえてきます。
それに反応して、地面の子リスが上に戻りたくてたまらないという様子で
ミーミーと鳴き声を繰り返し発しながら建物の周りを走ります。




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おぼつかないジャンプもしてみるのですが、壁をつたう力はなく
10センチ程度跳ねては ぽたり、ぽたりと地面にたたきつけられてしまうのです。




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困った顔で、子リスが私のもとにも駆けてきます。
(※近すぎて、ボケて写ってます)


私の膝くらいまでは勢いで上がってくるものの、やはり地面にぽたりと落ちてしまいます。
しかし仮に、私の手で捕まえたところで、親リスが出入りする屋根裏の穴は高くて
脚立などを使わないと届かない場所です。
この時、その場にいるのは私ひとりだけ。
到底、子リスを巣の出入り口に戻すことは不可能でした。




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(ところで親リスは、自分の子供の数が足りないことに気づくものだろうか??)
咄嗟に、それを考えました。

例えば、生まれた子リスが1匹だけだったとしたら。
巣穴には子リスが残っていないという状況になり、
親リスは間違いなく異変に気づけるでしょう。
でも、子リスが複数匹となると...。

リスには「数の認識」があるものなのだろうか???
一度に産むリスの数は、たった1匹ということはないだろうから
子リスがまだ母リスのおっぱいを欲しがる時期だし
母リスは残った子リスの世話に手いっぱいな中では
「1匹、足りない」ことに気づけないのでは??

そんな不安が、私の中でどんどん膨れ上がります。




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(※画像は 母リスです。)

母リスが、地面に降りてきて、子リスを発見してくれれば...
そう、願うも。なかなかタイミングよく母リスが降りてきてはくれず。



次第にしょんぼりしてきた子リスは、地面と軒下の隙間部分に潜り込んでしまいました。
しかし、そこから建物の内側で屋根裏に伝わるルートがあるはずもなく



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しばらくすると、子リスは軒下から出てきては、また建物周囲をぐるぐると走りながら
ミーミーと鳴き(泣き)続けます。



さて...どうすればよいものか...

かといって、私がここに泊まって見張りするわけにもいかないし



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子リスが軒下の隙間から出てこなくなってしまった夕方前、
(母さんリスが見つけてくれますように...)と、祈る思いで
私はその場を後にしたのでした。



※(その2)へつづきます。※





by Okamekikurin | 2017-08-15 11:51 | 子リス | Comments(6)