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ぜんまい仕掛け

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2011年 12月 13日

指切り

幼いころ、友だちと何かを約束するときなどに、頻繁に歌っていたあの歌。

...ふと、歌詞のその意味を考えてみると。
エラく残酷な歌なのですね。


「嘘ついたら針千本飲ます...」

...って、まるでそれって映画『SAW』の世界じゃないですか~~。
その前にだよ、針千本、そんなおびただしい量の針はご家庭にはないのでは。


針千本も恐怖だが、そもそも、指切りげんまん、の「げんまん」ってどういう意味なんだろう???
...と、何げなく歌っていた歌詞に首をかしげてしまった。
そういう時は、速やかにWeb検索なのでございます。

ありましたありました。
『語源由来辞典』から転載させていただきます。

指切り_e0235910_23182913.jpg



=============
【指きりげんまんの語源・由来】
指きりげんまんの「指きり」は、遊女が客に愛情の不変を誓う証として、小指を切断していたことに由来する。
やがて、この「指きり」が一般にも広まり、約束を必ず守る意味へと変化した。
「げんまん」は「拳万」と書き、約束を破った時は握りこぶしで1万回殴る制裁の意味で、「指きり」だけでは物足りず、後から付け足されたものである。
「針千本飲ます」も同様に、後から付け足されたものである。
「針千本」は、魚の「ハリセンボン」とする説もあるが、魚の「ハリセンボン」であれば「食わせる」と表現されるべきで、全くの俗説である。
=============


ひえええええ。何ともサイコ的な...
けがれなき子供があどけないお声で歌ってヨロシイ内容とは、とてもとても、思えませんぞ。


しかしなんでまた唐突に指切りげんまん、だったのかというと。
アタクシ立て続けに2回、指を切ったのでございまして。

最初は左手の人差し指の腹。
何で切ったのか、原因は不明。
多分、紙とかなのだろうけれど。
意外とざっくりと奥まで切れていたもので、二胡の弦が抑えられなくなり。
しばらく練習を休まざるをえなくなった。

家事をしないわけにもいかないので、傷の治りは遅かったのだけれど。
そろそろ二胡も弾けそうかな...と、思っていた矢先。
反対側の手の、今度は中指の爪から肉にかけてをそぎ切ってしまった。
こちらの原因は明確。
まるごと1個の南瓜をカットしようとしていて、あの硬さにそれ相応の力を加えてしまっていたものだから。包丁を持った左手のイキオイを瞬時に止めることができなかったのだ。「ああああぁ」と悲鳴と共に、右手の中指の爪にまともに包丁を当ててしまったのだ。ロウソクを切るような、感触だった。

う~む、果たしてこの状況で二胡の弓を持つことはできるのだろうか。

指切り_e0235910_23174694.jpg


そして私は、切った左右の指を見つめながら、つい思わず歌ってしまったのだ。
指切りげんまん、嘘ついたら針千本の~ます。
指切った。  ....痛かった(T_T)

by Okamekikurin | 2011-12-13 23:24 | ツブヤキ | Comments(14)
Commented by ぴこぴ at 2011-12-14 00:06 x
・・・ってことは kikurinさんって左利き?
、、もう読んでるだけで鳥肌ものでした。(゜うдŎ゜*)。
いくらヨウムさん飼っててもこれはいかんぜよw
早く二胡の絃が押さえられるように。。。ナムナム。。
Commented by 眼志 at 2011-12-14 09:14 x
状況を想像しちまったじゃない(>_<)
紙メディアが大好きな私は新品の書籍で指を切り
真新しいページに血判押してしまった事が多々有るよ

カボチャを切るなら良く切れる出刃包丁が欲しいよね
万能包丁だとやっぱり恐いf^_^;)
Commented by Okamekikurin at 2011-12-14 16:53

★ぴこぴさん★
はい、そのとおりです。私は左利きなのでございますよ~。昔風に言うと「ぎっちょ」、ですね。でもパソコンのマウスは右で使ってますよー。文字を書くのも、人前でホワイトボードに書く時などは右手を使っております。ハサミや缶切りなどは基本的に右利き用に作られているので少し不便かな。

それにしても、指の怪我が演奏会直前とかでなくてヨカッタです。二胡を始めてから指に怪我をしたことは何度かあったけれど。両手というのはさすが今回お初ですワ(^_^;)

Commented by Okamekikurin at 2011-12-14 16:55

★眼志さん★
たかが紙、されど紙...紙で切ると意外とスッパリ逝くんですよネ~(苦笑)
眼志師匠はデジタルな世界にも長けているけれど、アナログアイテムもお好きなのですネ~~(~o~)

南瓜はねぇ...柔らかい種類のもあるけれど、あまり美味しくないのですよね。
よく砥いだ出刃が一番なのでしょう...実はナニゲに、砥ぐのが下手です私(汗)調理師学校時代に包丁の砥ぎ方も習ったはずなんだけどなぁ...

自らの手によって、自らの指(爪)を切るその瞬間、案外とスローモーション的でしたよぅ~~。あああああ。

Commented by ぐんそー at 2011-12-14 21:54 x
うわああああああぁぁぁぁl。
痛そう。出血も激しかったのですね。
写真がとても暗示的です。
そういえば傷口をアロンアルファでくっ付けるという
荒業がありましたね。
凄く滲みるけど、早く治るとか。
Commented by Okamekikurin at 2011-12-15 07:08

★ぐんそーさん★
“暗示的”...ウフフっ、さすがぐんそーさん!!!お気づきいただいて、感謝です。ええ、実は狙ってみますた(*^m^)

南瓜を切った勢いで爪も裁断(笑)したとき、ほんの少しだけ離れずにつながっていた部分があってですね。かろうじて、切った爪が指から離れずにぶらぶらとぶら下がっていたのですわ。でも、このぶら下がり具合もナニゲに中途半端で危険だなぁ...と思いながら。しかしこれをブチっと切り離したら間違いなく爪と共にくっついていたお肉ももってかれるんだろうなぁ...とか思ってね、そのまんまにしていたんですよ。ところが。夜中にトイレに起きた時、ねぼけぼけぼけモォドでトイレでパジャマのズボンをぐぃって上げた瞬間に、そのブラブラ爪が思いっきりズボンにひっかかって、お肉と共に私から離れて行ったのですよ。....ええ、イッキに目が覚めました。深夜の便所悲劇ですワ。リアルな話ですんまへん(苦笑)

アロンアルファ...そうそう、銀歯が取れた時、自分も使いましたヨ~。
Commented by poporon_pon at 2011-12-15 11:24
ええ!!!!
そんなことがあったのですか
すごい怖い話です(--)
カボチャを切るときは私も気をつけています
あの勢いで切ったところを想像したら・・(想像したくない)
Commented by インコ母 at 2011-12-15 15:34 x
あるある、私も紙で手を切った事は何度も。
OL時代はどうしても紙を使いますから 何度も薄い傷がね~。
これってかなり痛いんですよね(--;

夫婦2人なのでカボチャは4分の1にカットしたのしか買いませんが、大根を千切りにしてると、「伸びた爪も一緒にカット」ってのはありまして、爪はどこにある?と、蚤取りマナコで探しますよ。

KIKUさん。カボチャと格闘して負けましたか! かなりの力が入ったのですね。途中で止められなくなるってのは解りますとも。
それにしても続けて2度とは・・・(--;
家事しかしなくても 手の怪我は主婦にはかなりのダメージ!
まして二胡の弓を持つ手とは・・・本当に災難でしたね。
どうぞお大事にされて、今後はご注意くださいませ。

グリム童話も怖い話が入っていますね。
「真っ赤に焼けたスリッパを履いて 死ぬまで踊り続けなければなりませんでした・・・」なんて、恐ろしいったら!!

「拳万」 知ってはいましたが、骨に皮を張ったような息子など、ムスメに一万回殴られたら「粉々」になってしまいます。恐ろしや~~(ーー;

Commented by mamu43 at 2011-12-15 21:36
とってもお勉強になりました。

結構お年寄りと指きりなんてしたりしている私なのですが
明日から・・・躊躇しそうです。

指切った経験は負けませんよ~
縫った経験4回 縫わなかった指きりは数知れず
そそっかしい私なのです。 最近も切りました・・・

少し落ち着いて物事に取り組もうと反省です~
Commented by Okamekikurin at 2011-12-16 01:24

★poporon_ponさん★
ケータイがどんなに進化しても、モバイルが小型化して電子辞書が普及しようとも。南瓜がかたくて切りづらいのは昔も今も変わらないんですよねぇ。
せめて半分にカットしてしまえれば、そこから後はラクちんなのですがね。一番最初の「まっぷたつ」が大変なのでございますル。この、最初の二つ割りだけは、床にまな板を置いて体重かけて切ってます(笑)

そういえば、冬至まで、あと1週間なのですねー。
ポンママさんのお宅では、冬至南瓜は召し上がるのかなー。
Commented by Okamekikurin at 2011-12-16 01:25

★インコ母さん★
手指を切ると、ホントに不便ですね。まぁ、どの部分を怪我しても良いことなんて一つもないわけですが(苦笑)
南瓜を切る時はいつも気持ちを集中しているのに、何故か今回は考え事をしておりました...これがいけなかった。つくづく、教訓になりました。
昨日は大きな黒ガレイが安かったので煮つけにしようと買いましたが、ぶつ切りにする際、出刃包丁を持ちながらさすがに気持ちを集中させましたよ。鰈のぬめりと骨のかたさっていうのも結構危険だなと常々思ってます(^_^;)

紙で切るときの痛さっていうのも独特なんですよね。
これは経験しない人はいないのでしょうけれど、思いがけない瞬間にやってしまったりでなかなか予防策がありません。
指を切ったから家事を休みまーす!!!...なんて、言えたら良いのにネ~(~_~;)
Commented by Okamekikurin at 2011-12-16 01:26

★mamu43さん★
昔の歌って、よくよく聴いてみると不可思議な歌詞が結構あるものですね。
子守唄なんかもそうで、「ちょちょちょっと~、それどういう意味なのぉ??」っていうのがあります。今は大抵の事がWebで検索できてしまうから、有難いですねぇ。

それにしてもmamuさんは縫われるほどのお怪我をされていたなんて!!!
縫うのも、あれは痛いものですっ!
やむを得ないこととはいえ、実にSMチックなシーンだよなぁと縫われながら考えてしまいます。
しかしmamuさんの場合は、そんな「感覚」すらも写真に表現してしまえるお人なのでは...と、ふと思う私です(^_^;)
Commented by カッコとじ at 2011-12-16 01:52 x
遊女が愛情の不変を誓うための証?にわざわざ小指まで切るのぉ!?。何本あっても足りやしない(泣)。
これってビジネスだしぃ~と言って割り切れないものか?
プロとして一人のお客にのめりこむのもいかがなものか(笑)。

一体遊女に小指のない人はどれくらいいたんだろう。
そのうえ、一万回拳で殴られても遊女の仕事を続けてたんだろーか。今じゃ損害賠償じゃねぇ?。

ん?もしかして、逆?
遊女がお客の小指を切断してたのかな?
そっちのほうがオンナの情念っぽくて絵になる!
阿部定みたいに ニヤッと笑ってたらもっとイイ!

ユウジョガジョウズニコキャクノコユビヲジョウズニキッタ!?。早口言葉としては失格なり。


やっぱりKIKURIN氏と遊女の飲み会せねば!


Commented by Okamekikurin at 2011-12-16 18:09

★カッコとじさん★
すごいよね...誓いの証とはいえ、狂気的情念を感じる行為だワ(^_^;)
昨今、巷で話題になっている「レンアイをしない」イマドキ人種ならば、まずは我が身だもんね(笑)
レンアイ事情、時代とともに変化するものなのかしらん。
F川の花さんぽさんで読ませていただいた貴重な一冊もしかりだけれど、昔の方がシンプルにストレートに愛が強烈に在ったのかな。

♪♪アナタが噛んだ 小指が痛い~♪♪
なんてお歌がかつてはあったけれど、こういう歌詞も今ならあり得ないのかも(笑)

今日も今日とてB唄へ出かけてきましたが、I 見沢が大雪だとかで、列車ダイヤがえらく乱れておりやした。
北空知方面はそうでもなかったのかな?



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