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ぜんまい仕掛け

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2019年 02月 22日

平成31年2月21日(木)


昨夜(2月21日 午後9時22分)の地震、長い横揺れでしたね...

我がマチでは震度3だったようで、幸い、人もトリ達も怪我などはなく
物が落ちたり壊れたりの被害もありませんでした。
震度の大きかった地域の方々、ご無事でしょうか。
この時期ですから、今後の雪崩や落雪の心配もあります。
気を付けて、過ごしたいものです。


揺れの直後にメッセージを送ってくださった皆さま、本当に有難うございます。
SNSからLINEから、ピリポロリと色んな着信が鳴っても
トリ達をまずは落ち着かせねばと胸ドキドキ膝ガクガク状態の中で
しばしケージ前から動けずにおり、返信も遅れてしまいました。


更なる余震...停電...などなど、考えたくはないですが
まさかの時のためにポータブルストーブ用の灯油は買い足しておこうかとか
昨夜の揺れのさなかに思っていました。



(※この後の駄文は地震とは無関係の、ちいさな備忘録的ひとり言です。)


*******



昨日(2月21日)、父がグループホームから特養へ移りました。
昨年夏、要介護3となり、特養への申し込みに行きましたが
(むろん、わかっていはいたけれど)空き待ちの状況で
その待機人数をお聞きしても驚きはしなかったけれど
「さて、いつその日が来るかなぁ」と気持ちを長ぁーく持とうと
自分に言い聞かせながら知らせを待っていた日々。


特養の相談員さんから「複数、掛け持ちで申し込まれている方も多いです」と
お聞きしていたし、私もほかの特養を訪ねて説明を聞いたりもしていたけれど
いくつかの理由があり、申し込みは1か所だけにとどめながら待っていたわけです。


連絡をいただいたのは今月上旬、その数日あとに引っ越し日が2月21日に決定。

引っ越しに立ち会うかどうかの相談もさせていただき、
父の混乱を最小限に抑えるために(父はもう私が娘とは認識できないけれど)
現場には同行しないけれども同日中にグループホームの荷物の回収と
特養への手続きと搬入を行うことに。



平成31年2月21日(木)_e0235910_15585937.jpg

約2年半、お世話になったグループホームは途中から経営者が変わり
ともないスタッフさんもどんどん変わり、認知症の父なりにも
空気の変化を察知したのか不安定な時期もあったようで
部屋のドアを壊したり(これはうちが弁償)その後、排泄関係が状況悪化。


いろんなこと、あったなぁとグループホームの個室を掃除しながら
スタッフさんから「Mさんのあの声聞けなくなると淋しくなります~」と
いつもの笑顔で言葉をいただくと、ついほろりと。



同日、引っ越し入所した特養は、2年半前に母が介護疲れにダウンした際
「とにかく父と母を引き離さねば」の状況の中でショートステイしたホームなので
当時のスタッフさん達が父の事をよく覚えていてくださり
そのおかげもあって、スムーズに進められる点も少なくなく。


が、グループホームと特養は環境もがらりと変わるので
当面は父もまた(現状況下のなかでも)不安定になるかもしれない。


グループホームの部屋から持ち運んだ父の下着やら洗面道具やらを
「これからのお部屋」の収納場所にそれぞれおさめていく。
廊下の向こう側の、大フロアの椅子に腰かけて不安げにぼんやりと
辺りを見ている父は、目が合っても私が誰なのかもわからない。
声掛けして娘を名乗れば「ここはどこ?家に帰ろう」が始まるだろうから
父が私をわからないのを幸いに(?)、部屋を整えて
フロアのスタッフさんにご挨拶をしてからエレベータに乗り込む。



平成31年2月21日(木)_e0235910_16001164.jpg

「父を連れて、帰りたい」
なんどもなんどもなんども、そう思ってしまう。

「無理だ、それはどう考えても」
これもまた、なんどもなんども、思ってしまう。



そういうグダグダな自分がほとほと嫌になる。

荷積みのためのレンタカー(ハイエース)は、座席が高いから
見晴らしがいいなぁとか、夕日と追いかけっこするような帰りの高速道路で
深刻なことはとりあえず横に置いておこうと努めてみる。


カーラジオから、エデンの東、が流れてくる。
父が若い頃、母とよく洋画を観に行ったと何度か聞かされたことがあったっけな。
エデンの東、も二人で観たのだろうか。



「お父さんの、好きな映画は?」
次に面会行ったときに、聞いてみよう。






by Okamekikurin | 2019-02-22 18:59 | ツブヤキ | Comments(8)
Commented by ポンママ at 2019-02-23 11:34 x
読んで涙が出ました。
自分を責めて、です。
キャンセルがでてバタバタと特養に映ったけど。同じ系列ではあったけどやはり環境が変わったことで母はどんなにか不安だったのかと。それは心配していたけど、あっという間に引っ越してしまい…会いに行こうと思った矢先に部屋で転んだ、入院したと連絡。認知はきてたけど、まだ私のことはわかっていたのに。病院に入ってわからなくなり、言葉もでなくなり。あのままもとのとこにいたら穏やかにまだ暮らせていたのではないかと。
連れて帰りたい、それは無理… ほんと気持ちがわかります。いつも会いにいっては謝ってる私。そして今の母をみて未来を怖れる自分。
どうか穏やかに特養での生活が始まりますよう心から祈ります。
Commented by kei at 2019-02-23 12:05 x
特養に入れたんですね、良かったですね。
うちも、これからどうなるのか不安です。
どんどん介護度も上がっていき、金額も大きくなりますからBARU母もお金の心配をしています。
皆、長生きですから・・・
ピンピンコロリとなれば本人も周りも一番いいのですが
どうも、そうはいかないようで、、心配ばかりです。
BARUは毎日のように早く・・・と言っていて
そのストレスは本当に大きいです。

我々の方が先に死にそうです。。。
Commented by Okamekikurin at 2019-02-23 22:11
★ポンママさん★
なかなか、割り切れないものですよね…
実家にいる母に対しても、自分はそっけなさすぎるのではないかと
常に反省と後悔ばかりです。
でも面と向かうとどうしても苛々したりじれったかったりで
…駄目だなぁ、自分…って、帰り道は懺悔道、です(~_~;)

転倒とか誤飲とか、褥瘡とか、心配は尽きないですし
だけど職員さん達も常に大忙しな様子だし…

ポンママさんも、ご自身が体調を崩してしまわぬように
上手に息抜きしてメンタルも休めてくださいね~。
Commented by Okamekikurin at 2019-02-23 22:13
★keiさん★
ピンピンコロリって、理想ですよね。
でも、ホント、それってなかなか宝くじ的な少数派(?)
「元気に死にたい」って、矛盾している言い方ですが
常々思います。

グループホームの時は、パンツタイプのおしめだったのですが
30枚入りの大袋を大体ひと月に3パック、
ドラッグストアで買って持参していました。
特養ではパットタイプを使用することになるのですが
全て込みになるので助かります。
おしめ代、馬鹿にならない金額だったので…
Commented by kozu at 2019-02-24 14:32 x
kikuさん、
地震の大きな被害は無かったようで良かったです。
ウチもオカメが揺れてから2秒程考えてパニックを起こしましたが、幸い怪我はありませんでした。
大きくても小さくても不安になりますよね。
このまま落ち着いてくれると良いのですが…
お父様の住まいが移られたのですねね。
細かい気苦労があったかと思います。お疲れ様でした。
家族への想いは複雑ですよね。
私もじぃ様が入院している時は、寝てばかりいても私が誰かわからなくても、やはり家に連れて帰ってあげたいと思いました。
もちろん無理なのですが。。
難しくても問題を1度横においてみる。大事だと思います。どうぞ無理をなされないようにしてくださいね。
Commented by Okamekikurin at 2019-02-25 05:54
★kozuさん★
kozuさん、いつも温かメッセージを有難うございます!
オカメの「一拍置いてから始まるパニック」。
オカメあるある、ですよねぇ~(/_;)
体感で、震度3以上の揺れの時は、うちは鳥のケージを手で持つことにしています。
床からのダイレクトの揺れが恐怖を増すようなので、
ぶら下げごまかし作戦です(かなり無理があるけど、ネ)

とらじろう君も不安だったことでしょう…
余震はもう勘弁願いたいですよねぇ。

グループホームも特養も、スタッフさん達は皆さんとても忙しそうです。
今回の移動入所に当たっての、特養の相談員さんからの説明も
ものすごーく丁寧なものでしたが、現場の忙しさを目の当たりにすると
予想外の何か、が起きたとしても、これはもういたし方がないだろうなぁと
思ったりもしました。
今週末にまた父に会いに行ってきます…変わりなく過ごしているといいなぁ。
Commented at 2019-02-25 12:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Okamekikurin at 2019-02-25 17:36
★鍵コメさま★
数々の貴重なお話を、有難うございますm(__)m

それぞれのご家庭・ご家族に、異なるエピソードがあり
そんななかにも「ウチもそうだ~!」とつい頷いてしまうエピソードもありで
感情のやり場に困り果ててもよそ様のお話に力づけられたりすることも。

我が家の場合はまだスタート地点なのだろうなぁと思います。
何もかもが初体験ゾーンなので、ハラハラおずおずです( ;∀;)


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